日本デジタル配信(JDS)とブロードアースは18日、全国のケーブルテレビ事業者のモバイルサイトを一括して構築・運用するサービス『CableGate』の商用化に向けた実証実験を開始したと発表した。
大手通信事業者の有料多チャンネル放送市場への参入により、ケーブルテレビ業界は競争が激化している。JDSでは、こうした状況に対応するため、携帯電話との連携によってケーブルテレビ業界へ貢献できるサービスについて検討してきた。
今回実証実験が開始される「CableGate」は、全国のケーブルテレビ事業者のモバイルサイトを一括して構築・運用するサービス。各種サービスメニューの紹介、動画コンテンツを活用した専門チャンネルのおすすめ番組情報の提供、番組表(EPG)情報の提供、お気に入り番組の見逃しを防ぐリマインドメールサービスの提供などを行う。
今回の商用化に向けた実証実験では、ケーブルテレビ事業者にとってこれまでアプローチが難しかったモバイルユーザーへの、ケーブルテレビサービスの認知度向上を目的としている。
JDSとブロードアースは、「まずは実験に賛同してもらったケーブルテレビ事業者のモバイルサイトを一括して構築・運用して有用性を検証し、その後実験結果を踏まえて、2010年4月から商用化を目指す」としている。
実証実験の期間は、2009年6月18日~2010年3月となっている。