FXCMジャパンは17日、プレス向けセミナーを開催し、同社がリリースした「らくちんアナライザー」について紹介した。

らくちんアナライザーは、同社が提供するシステムトレード「らくちんFX」のツールとして提供を開始した。らくちんFXでは750ものシステムを提供しているが、どのシステムを選べばいいのか分からないという投資家からの声も多かったという。同社では、運用成績などのよいシステムをランキング形式で紹介しているが、それ以外でシステムを選ぶ上での助けとなるよう、各システムの特長が簡単に分かるツールを提供するに至ったという。

らくちんアナライザーには、GCIアセット・マネジメントのノウハウを活用しながら、初心者にも直感的に分かるように、視覚的にシステムの分析が行なえる機能が備わっている。大きく分けて「個別システムの比較と分析」「ポートフォリオ分析」が行なえる。

個別システムの比較と分析では、投資経験にあった機能を提供している。初心者であれば視覚的にシステム選択が行なえる「リスク・リターンチャート」がお薦め。横軸が年率ボラティリティ(=リスク)、縦軸が年率リターンを表している。年率リターンの値が大きいシステムほど、過去に多くの利益を上げており、リスクの値が大きいほど証拠金が減る確率が高いことを示す。同じリスクでよりリターンの高いシステムや、同じリターンだがより低いリスクのシステムを視覚的に探したい、という時に役立つ。

リスク・リターンチャート

システムトレード経験者であれば、各システムの過去の成績や、勝ち負けが一目で分かるチャートが表示される「トレード履歴分析」も便利。また、株式や投資信託への投資経験があるなら「週次リターン分析」を利用してみたいもの。投資信託などを評価する数値での比較が行なえるので、リターンやボラティリティといった言葉に慣れている人にはうってつけだ。

週次リターン分析

トレード履歴分析

ポートフォリオ分析では、最大ドローダウンとボラティリティによる最適化機能を提供している。過去の結果を基に、自分が運用しているシステムごとの最適な取引額や最大ポジションを提示している。

同社では今後、らくちんアナライザーの周知徹底に向けてセミナー開催なども視野に入れているとのこと。