帝国ホテル 東京はこのほど、空気中のウイルスやアレル物質(花粉・ダニなど)を分解除去する作用のあるイオン発生機「空調ダクト収納型プラズマクラスターイオン発生ユニットシステム」(シャープ製)を7月上旬より導入すると発表した。 導入場所は、同ホテル本館17階のレストラン「インペリアルバイキング サール」および7階客室(現在改修中。11月より販売予定)となる。
今回の導入は、新型インフルエンザの流行、花粉症の有病率の高まりなどを受け、帝国ホテルが空気環境への配慮の重要性を再認識しての試みとなる。また、システム開発にあたり、製造元のシャープと半年以上の研究期間を要し、ホテルのニーズに合うシステム開発が行われたとしている。このような大型既存施設への同製品の導入は、日本で初めてとなる。
帝国ホテルは、2010年11月に開業120周年に迎える。同システムの設置を開業120周年事業の中核と位置づけ、帝国ホテル 大阪、上高地帝国ホテルへの導入も計画するとしている。