電子マネーを運営するビットワレットとアイワイ・カード・サービス、イオンの3社は16日、省エネ家電を購入すると付与されるエコポイントの交換商品として、3社がそれぞれ扱う電子マネーを対象とするよう経済産業省などに申請したことを発表した。採否は19日に決まる。

申請された電子マネーは「Edy(エディ)」「nanaco(ナナコ)」「WAON(ワオン)」。3社は、エコポイントが交換商品と採用された場合には、エコポイント保有の利用者が電子マネーに交換する際に一定割合を事業者側が環境寄付する形で、利用者が積極的に環境活動に参加できるようにするという。

エコポイント制度は省エネ家電の購入促進策で、省エネ性能を5つの星で表した「統一省エネラベル」で原則4つ星以上の家電を購入すると、画面や容量に応じたポイントが付与され、ほかの商品と交換できるもの。例えば3.6kw以上のエアコンは9,000ポイント、46型以上のテレビでは36,000ポイントなど。1ポイントは1円に換算される。

交換にはインターネットまたは郵送によるエコポイントの登録・商品交換の申請が必要で、いずれも7月1日から受け付ける。申請に必要な書類は今月下旬ごろから全国の家電販売店や郵便局に配布され、インターネット申請のためのホームページも同時期に開設される予定。

経済産業省などが行ったエコポイントの交換商品の募集は今月11日に締め切られたが、今後も募集は定期的に行う予定だという。