アップルは16日、Mac OS X向けJava実装の最新版「Java for Mac OS X 10.5 Update 4」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.5.7以降、同社Webサイトまたはソフトウェアアップデータ経由で配布される。

今回のリリースは、セキュリティの修正が主な目的。修正箇所はJava SE 6 / J2SE 5.0 / J2SE 1.4.2の広い範囲におよび、悪意のもと開発されたJavaアプレットを利用して特権を取得されたり、任意のコードを実行されたりする脆弱性が修正された。これらのセキュリティ問題は、他のOS向けにはすでにSun Microsystemsから修正版が配布されていたが、アップルが提供するMac OS X版については対応が遅延していたもの。

J2SE 5.0 / J2SE 1.4.2の脆弱性を解消するMac OS X 10.4系向けの「Java for Mac OS X 10.4, Release 9」についても、あわせて配布が開始されている。

*Java for Mac OS X 10.5 Update 4

*Java for Mac OS X 10.4, Release 9