国内大手航空会社の日本航空(JAL)および全日空(ANA)が6月17日に全面ストライキを計画していることを発表した。
JALによると、ストライキは日本航空乗員組合、日本航空労働組合、日本航空ジャパン労働組合が17日に、日本航空ジャパン乗員組合が6月17~19日に計画している。なお、各組合がストライキに入っても6月17日は国際線、国内線ともに平常運航する予定だが、日本航空ジャパン乗員組合が6月18、19日にもストライキを継続した場合には、6月19日の国内線の一部便に欠航や遅延が生じる可能性があるとしている。
一方、ANAも同様に、エアーニッポン乗員組合、エアーニッポンネットワーク乗員組合、エアーネクスト乗員組合、エアーセントラル乗員組合が17日に終日全面ストライキを計画。ストライキが決行された場合には、同社の17日の国内線の便で多数の欠航・遅延が発生するおそれがあるとしている。
ストライキの理由は、2社ともに「夏期諸要求に対する会社回答に不満」と説明。また、早期解決と事態回避に向けて最大限の努力を続けると発表している。