東芝ホームアプライアンスは16日、サイクロン式クリーナー「VC-CY200D」を発表した。発売は7月10日を予定しており、価格はオープン。市場価格は5万円前後と予想される。

「自走式コンパクトパワーヘッド」の採用で、さらに取り回しが楽になったメガホイール採用のサイクロン式クリーナー「VC-CY200D」

同製品は、メガホイールと呼ばれる、直径18cmの大型タイヤの装備を特徴とするクリーナー。メガホイールを採用したサイクロンモデルとしては、昨年8月に発売された「VC-CX200D」に続く第2世代モデル。大径タイヤを本体のセンターに配置したことで、段差などの乗り越え性能がアップしているうえ、旋回幅59cmと小回りが利き、狭い場所の掃除がしやすくなっている。また、ホイール部分にはフローリングなどへのダメージや騒音を低減するソフト加工が施されている。

また、新たに「自走式コンパクトパワーヘッド」を装備したことで、よりいっそう取り回しを快適なものにしている。ヘッドの内部には大型のブラシが装備されており、フローリングの目地からの掻き出しやふき掃除効果を発揮する。床面のほかに、上方向に2箇所の「床上ダストゲッター」と呼ばれる吸い込み口を装備しており、床上30cmのハウスダストを効果的に吸い取ることも可能だ。

サイクロンの方式は、VC-CX200Dと同様に「ダンク吸引サイクロン」を採用。吸引時の気流によりフィルターに付いた塵を落とすことで、ダストカップが一杯になるまで、パワーを持続させる。また、持ち運び用のハンドルを動かすことで、フィルターのクリーニング機構が動作する「フィルターお手入れハンドル」も装備している。

フィルターは、「高集塵&脱臭プリーツフィルター」、「ゼオライト脱臭フィルター」「フラボノイドフィルター」を搭載。0.5μm以上のハウスダストを99.9%キャッチすることが可能で、排気のニオイも抑えることができる。吸い込み仕事率は、VC-CX200Dに比べて10W多い580W。集塵容積は0.7L。