ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアは15日、自転車の交通ルールに関する調査結果を発表した。調査は5月26日~29日の期間にインターネット上で実施され、20代~40代の男女514名から回答を得た。なお、回答者の中で日常生活において自転車に乗ることがある人は51.6%、子どもがいる人は25.5%となっている。

飲酒運転、二人乗りなどの自転車走行時の行為を13項目提示し、見かけたことがあるものを尋ねたところ、トップは「傘を差す」の88.5%、次いで「二人乗りなどの定員外乗車」の87.2%、「横に並んで走行する」の86.2%、「無灯火運転」の83.3%、「携帯電話の使用」の80%の結果になった。また、「ヘッドフォンで音楽を聴く」(78.6%)や「手やハンドルに物を掛けて運転する」(76.1%)などが6割を超えたほか、すべての行為が4割以上のポイントとなった。

上記のような行為を自転車に乗っている時に行うと、道路交通法により罰せられる可能性があることを「知っていた」のは61.5%。一方「知らなかった」も38.5%に上り、自転車の交通ルールの認知度はあまり高くないことが判明した。

「自転車運転の時に飲酒運転、二人乗り、無灯火運転などを行うと、道路交通法により罰せられる可能性があることを知っていましたか?」アイシェア調べ

2008年夏の法律改正により、安全基準を満たした自転車に限り3人乗りが容認されることになったことについては、68.1%が「知っていた」と回答したほか、子どもがいる人の間では80.9%もの高い数字となった。しかし、子どもが2人いると仮定して、3人乗り自転車を購入したいかと聞いたところ、「すぐに購入したい」はわずか4.7%にとどまった。ただし、助成金などの条件付きなら全体で21.4%が、子どもがいる人に限定すると32.8%が購入を希望していることがわかった。