ソニーは16日、見た目と使い勝手の「心地よさ」を追求した15.5型ワイド液晶搭載スタンダードノートPC「VAIO type N」の夏モデルを発表した。2009年春モデルも従来どおり販売しつつ、新モデルを投入することとなる。新モデルの発売日は6月27日を予定しており、店頭予想価格は約170,000円となっている。
見た目の「心地よさ」は、触り心地のよいテクスチャーを使用することで実現した。最近のノートPCでよくある光沢とはまた違った、いつまでも使っていたくなるさらりとした触感となっている。同時に、タッチパッドにアクリル板を貼るといったように細部まで作り込むことで、200,000円以下とは思えない上質感も醸し出している。
一方で、使い勝手の「心地よさ」も追求している。電源オフから約20秒ほどでWebブラウザが立ち上がる「Quick Web Access」機能を搭載。インターネットをすぐに閲覧したいときには重宝する機能だ。
また、ワンタッチで画面を消すことができる「DISPLAY OFF」ボタンを装備。PCで音楽を聴いているとき、ちょっとPCの前を離れるときに便利だ。
そのほか、環境への配慮を行っているのもtype Nの特長である。従来の梱包材から体積比で約25%減を実現。その梱包材はなんと約98%が再生可能だ。加えて、本体の一部に再生プラスチックを使用している。
主な仕様としては、CPUがIntel Core 2 Duo P8700(2.53GHz)でチップセットはMobile Intel GM45 Express。メモリは4GBでHDDが約500GB、光学ドライブはBlu-rayディスク。15.5型ワイドのディスプレイの解像度は1,366×768ドットとなる。OSは64bit版Windows Vista Home Premium。
そのほかの機能としては、USB2.0×3、i.Link、D-Sub15ピン、HDMI出力、IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、10/100/1000BASE-T有線LAN、FeliCaポート、メモリースティックスロット、SDメモリーカードスロット、ExpressCard/34、31万画素Webカメラなどを装備する。
サイズはW370×D249×H29.1~38.7mmで、重量は約2.7kg。バッテリ駆動時間は約2.5時間。
また、光学ドライブをDVDスーパーマルチにした下位モデルもラインナップ。こちらの価格は約150,000円となる。