COMPUTEX開催中の先週は新製品が多かったものの、今週は打って変わって静かな秋葉原。話題の中心となっているのは、ZOTACのIONマザーボードなど、人気の再入荷商品のようだ。Radeon HD 4770グラフィックスカードも、入荷即完売の状態が続いている(というか、相変わらずほとんど入荷がないと言った方が正しい)。
PCI Express x1のVGAが人気
そんな中で、意外な人気商品となっているのが、PCI Express x1インタフェースのグラフィックスカード。GeForce 8400 GSを搭載したELSAの「GLADIAC 584 GS LP x1 512MB」に続き、AlbatronからはGeForce 9500 GTを搭載した「AL9500GT-512D3X1」も登場。どちらも通常モデルの2倍程度の価格ながら、完売となるショップも出ている。
これまでもPCI Express x1のモデルはあったが、Quadroなどサーバー向けの製品ばかりで、値段も高かった。それよりは割安感があるということで、人気となっているようだ。ELSAの価格は10,000円前後、Albatronの価格は14,500円前後。どちらもロープロファイルに対応しており、ファンシンクが付属する。
Seagateもようやく2TBに
Western Digitalに続いて、Seagateからも容量2TBのHDDが発売となっている。「Barracuda LP」という新シリーズの製品で、5,900rpmというちょっと変わった回転数が特徴だ。2TBモデル「ST32000542AS」の価格は27,000円~29,000円前後と、Western Digital製とほぼ同じ。このほか1TBモデル「ST31000520AS」も入荷しており、こちらの価格は8,500円~9,000円前後。
回転数を抑えていることで、パフォーマンスは若干下がるものの、消費電力や騒音など環境性能は向上している。同じ1TBモデルで比較すると、従来のBarracuda 7200.12が動作時9.4W以下、アイドル時5.0W以下だったところ、Barracuda LPではそれぞれ5.7W、3.0Wとなる。騒音も、アイドル時2.5bels/シーク時2.7belsから、同1.9/2.0belsに低減している。