フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子選手と、アルペンスキー男子の皆川賢太郎選手が11日、東京都品川区役所に婚姻届を提出し、記者会見を行った。
上村選手は「人と付き合いながらスキーができるのか悩んだ時期もありましたが、私のやりたいことを賢太郎さんが理解してくれたんです。これからは温かく賢太郎さんを支えていきたい」と笑顔で喜びを語った。
2人の付き合いは、2年前の6月11日からスタート。長野・野沢温泉で行われたイベントで再会し、皆川選手が上村選手を食事に誘ったのがきっかけという。「もともと知り合いでしたが、挨拶をかわすくらいで。再会した時に頭のいい人だなという印象があって、嘘がない純粋なところに惹かれました」と皆川選手。そのまま順調に交際を続け、昨年の12月25日クリスマスにプロポーズし「早く気持ちを伝えたかった。初めてデートした東京タワーでプロポーズをしたんですが、『僕と結婚して下さい』とかしこまっちゃいました」と照れ笑い。これを受け上村選手も「しっかりとした言葉でプロポーズしてくれたので、私も『はい、よろしくお願いします』とお受けしました」とエピソードを明かした。
今後について上村選手は「山あり谷ありだと思いますが、何かあったら話し合うという関係なので、支えていければ。私が先に転びそうになるので支えてもらってるんですけど(笑)」と話し、「安心して2人を応援して下さい」とファンにメッセージを送っていた。
上村選手は、長野五輪に初出場して以来、3大会連続で五輪に出場。今年3月には世界選手権で2冠を達成し、来年のバンクーバー五輪の日本代表選手に内定している。皆川選手も同じく3大会連続で五輪出場し、トリノ五輪では4位入賞を果たしている。