NTTドコモは、盗難や契約時における本人確認書類の偽造などにより、不正に入手した携帯電話機の一部が市場で流通していることから、不正入手に対する新たな取組みを開始する。

まず10月1日より、ネットワーク利用制限を開始する予定。これは、ドコモショップなどの販売店での盗難や本人確認書類偽造などによる携帯電話機の不正入手が明らかになった場合、ドコモショップなどの申告に基づき、FOMAサービスの音声通話の発着信やWeb・メールなどのパケット通信の利用をネットワーク側で制限するもの。

携帯電話機の不正入手に対する取組み

ドコモショップなどの販売店以外で入手した携帯電話機には不正入手品が含まれていることがあり、ネットワーク利用制限の対象となる場合があるという。ユーザーがこれら指定の販売店以外で携帯電話機を入手する場合も想定して、ネットワーク利用制限の対象携帯電話機であるかを確認できる検索機能をドコモウェブサイトにおいて提供する予定。

次に、インターネットオークションサイト運営会社などへの協力を依頼する。これは、各運営会社などに不正入手された携帯電話の情報(固有番号)を提供するとともに、不正入手された可能性のある携帯電話機の出品制限などに協力を呼びかけていくもの。