ベスタクスはポータブルデジタルパワーアンプ「VDA-1000MKII」を発売した。価格はオープンプライスで市場販売価格は5万円前後。

本製品はポータビリティを重視したデジタルパワーアンプで、アメリカを中心にベストセラーとなった「VDA-1000」の改良版という位置づけだ。特長は温度センサー対応ファン冷却システムを搭載し、過酷な使用条件での耐久性、連続動作の信頼性を高めている点。コンパクトな設計ながらも、放熱ファンがアンプの加熱を十分に制御するという。

出力はシーンに応じて切り替えることができ、100W+100W、300W+300W、500W+500W(いずれも4Ω時)が選択できる。BTLモードでは最大1000Wの出力を実現した。背面の入力部分はコンボジャックを採用し、プロフェッショナルユースのバランスXLRと6.3φフォンプラグの双方に対応している。フロント面にはRCAピン入力端子とUSB端子を装備。USB端子にはパソコンが接続でき、オーディオ出力が行える。スピーカー出力端子はスピコンを採用し、抜き差しの信頼性を高めた。

外寸は89(W)mm×320(D)mm×195(H)mmで、重量は3.0kgとなる。PC-DJプレイだけでなく、カフェやレストランのPAにも応用できるという