「スーパーマップル・デジタル10」

昭文社は、同社の電子地図ソフト「スーパーマップル・デジタル」の最新版となる「スーパーマップル・デジタル10」を7月10日から発売する。ラインナップは複数用意されるが、全国版の価格は15,330円となる。対応OSは、Windows XP / Vista。Internet Explorer 6以降が必要となる。ラインナップは以下のとおり。





「スーパーマップル・デジタル10」のラインナップ

商品名 メディア 標準価格 全域~小域図 詳細図
全国+活用ガイド版 DVD1枚 16,800円 全国 全国1000市町村以上の市街部
全国版 DVD1枚 15,330円 全国 全国1000市町村以上の市街部
東日本版 DVD1枚 8,820円 全国 北海道~中部地方600市町村以上の市街部
西日本版 DVD1枚 8,820円 全国 中部地方~九州・沖縄地方600市町村以上の市街部
関東甲信越版 DVD1枚 5,880円 全国 関東甲信越地方400市区町村以上の市街部
乗換・アップグレード 全国版 DVD1枚 オープン価格 全国 全国1000市区町村以上の市街部

「スーパーマップル・デジタル」は、目的地までの道順、所要時間の計測、周辺の観光スポットの確認など高精細な地図をもとに様々な利用方法を提供してくれるインストール型地図ソフト。新バージョンとなる「スーパーマップル・デジタル10」では、従来の機能に加えて、Excelデータを取り込んでの地図上での分布図作成機能やGPSログの取り込み活用機能、地図からのファイルリンク機能などが搭載され、ビジネスからレジャーまでさらに幅広い活用ができる地図ソフトとなった。

Excelデータの取り込みでは、.xlsや.csvなどExcelで管理されていたデータをソフト上に取り込むことが可能になり、棒グラフ、分布図、円グラフの3種類での地図上での表示が可能になる。この機能を使えば、文字や数字だけではわかりにくいデータの特性が地図上に視覚的に表現され、顧客情報や各店舗の施設情報など地理的な情報を活用したオリジナルの地図を作成できる。

Excelデータを取り込んだ分布図例

円グラフ

分布図

GPSログの活用では、スマートフォンやGPS機器で取得したログデータを取り込むことで高度や速度のタイムチャートを表示できるようになった。「時間・速度」グラフや「時間・高度グラフ」で表示し、効率的な運転やトレッキングデータの測定などにも活用できるようになる。

GPSログ機能では高度や速度のグラフも表示、トレッキングにも利用できる

また、従来の写真や動画ファイルのみならずExcel・Word・PDFデータとのリンクが可能になり、地図上の情報をクリックすると各ファイルを起動させることできる。地理情報に関連するデータを同ソフトで一括管理するといった使い方も可能になる。

そのほか、記入したルートの備考欄に消費カロリーを表示できるカロリー表示機能では、徒歩スピードを設定し、おにぎり、生ビールなどに換算して消費カロリーを測定。地図上の文字情報からオンライン百科事典「ウィキペディア」をリンク起動、情報を確認する機能なども搭載される。