旅行口コミサイトを運営するフォートラベルは6月10日、2009年ゴールデンウィーク(GW)の旅行動向調査の結果を公表した。同調査は、2009年4月29日から5月11日にかけて、「フォートラベル」の会員を対象に実施。3,246件の有効回答を集計した。
その結果、GWの過ごし方の全体のトップは「自宅中心で過ごす」で41.1%。以下、「国内旅行」(16.8%)、「日帰り旅行」(11.9%)と続いた。また、旅行に出掛けた割合は若い年代になるほど高く、40代以上では5割を下回ったが、20代の53.7%、30代の52.7%が旅行に出掛けており、半数以上がGWに旅行に出掛けている。
一方、4月以降の燃料サーチャージ値下げや円高で需要増が期待された「海外旅行」は11%と5位。GWの過ごし方の計画を問う質問では12.7%が「海外旅行」と答えているがこれを下回る結果となり、海外旅行を取りやめた人の理由では、「新型インフルエンザの影響」を挙げた人は3割にのぼったとしている。
また、国内旅行をした人の利用交通手段では、62.3%が「車・レンタカー」と回答。次いで「飛行機」(22.6%)、「在来線」(22.2%)と続き、例年混雑する「新幹線」は13.4%に留まり、高速道路のETC割引により自動車の利用が増加したことがうかがえる結果となった。