レポート後編にあたる
WWDC 09 - 基調講演(後編):短期間で世界80カ国に展開する「iPhone OS 3.0」「iPhone 3G S」
も合わせてお楽しみください。

不景気も関係なし、早いペースで完売したWWDC 2009

米カリフォルニア州サンフランシスコで8日(現地時間)、Appleの開発者カンファレンス「Worldwide Developpers Conference (WWDC) 2009」が始まった。基調講演ではPhil Schiller副社長らが、世界54カ国から集まった約5,200人の開発者にiPhone OS 3.0とMac OS X Snow Leopardを説明。またMacBook Proシリーズの新製品やiPhoneの新モデル「iPhone 3G S」を発表した。

Mac OS Xのアクティブユーザー数は2007年を境に急増を続けている。2002年からの5年間で2,500万人だったのに対して、2007年からはわずか2年でおよそ3倍に増加した。この市場拡大ペースの維持、さらに多くの消費者へのリーチが、この日の基調講演のテーマだった。キーワードは"高速"または"パワフル"、そして"手頃な価格"だ。

Mac OS Xのアクティブユーザー数の推移