Appceleratorは8日(米国時間)、Rubyをベースに開発されたRIA環境「Appcelerator Titanium」のβ版を発表した。動作環境はWindowsとMac OS X、Linux。ソースコードはApache Public License 2.0準拠のオープンソースソフトウェアとして公開される。
Appcelerator Titaniumは、HTML/CSSやJavaScriptなどのWeb標準技術でアプリケーションを作成する、Rubyベースの開発プラットフォーム。今回のリリースでは、対応プラットフォームにiPhoneとAndroidを追加。共通の開発環境を利用し、デスクトップ向けとモバイル/スマートフォン向けのアプリケーションを開発できるようになった。
スマートフォン分野の開発言語は、iPhoneではObjective-C、AdnroidではJavaが標準として採用されているが、Appcelerator Titaniumを利用すると、JavaScriptやHTMLでiPhone/Androidネイティブのアプリケーションを開発できる。Adobe FlashやMicrosoft Silverlight、サードパーティー製Ajaxライブラリも利用でき、開発したアプリケーションは同社が運営するクラウドサービス「Appcelerator Network」で販売可能。
Appcelerator Titanium β版は、米国時間の9日午後に開催されるイベント後に公開予定。iPhone/ Andorid向け機能の詳細についても、イベント会場で明らかにされる。