NTTメディアクロスは、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなど各種メディアやコールセンターで紹介される広告などの詳細情報を簡単に取得する仕組みとして、クロスメディアツール「空電(からでん)」を開発したと発表した。15日よりサービスを開始する。
本サービスは広告などの詳細情報を携帯サイトで閲覧する際に、URLの入力や二次元バーコードの読み取りといった煩雑な作業を行うことなく、「電話をかける」だけでサイトのURLなどをメールで受信できるもの。具体的には、携帯電話からダイヤル接続すれば、自動的にその携帯電話にショートメッセージが返信される仕組み。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応し、現在流通している携帯電話端末の90%以上の端末で利用が可能だという。
このSMSの受信時にかかる通信料はサービスを活用する企業負担となるため、ユーザーは無料で利用できる。本サービスの利用シーンとして、雑誌から通信販売サイトへの誘導、新聞から映画キャンペーンサイトへの誘導などを想定している。本サービスは、10日から12日まで幕張メッセで開催される「デジタルサイネージジャパン2009」のNTTブース内でも参考展示を実施する予定。