結婚適齢期の男性の本音を探るべく、楽天グループの結婚情報サービス「オーネット」はこのほど、20代・30代の未婚男性1,135人を対象に意識調査を実施した。その調査データを基に、草食男子の傾向が垣間見える彼らの恋愛・結婚観に触れてみよう。
「現在、交際相手はいない」70.0%
「現在、交際相手がいない」と回答したのは全体の70.0%。1996年の調査から最高値を記録し、特に20代男性の上昇率は高く、1996年当時は49.5%だったのに対し、2009年は69.6%という結果だった。
そもそも、交際相手が今はいないが「ほしい」と思っているのは48.2%で、「ほしくない」と答えたのは21.8%だという。ほしくない理由で最も多かったのは「ひとりで楽しい」(46.0%)で、30代では「結婚を考えていない」(47.5%)という理由が1番に挙がった。ほしいと回答した人のうちでも、交際相手を見つける努力をしている割合は25.4%と低かった。
「女性の友人がいる」59.0%
恋愛に二の足を踏んでいる一方で、「女性の友人がいる」という人は59.0%も存在する。その平均女性友人数は8.6人で、その関係についてそれぞれ聞くと、「メールで連絡を取り合う」(92.8%)が最も多く、「時々会っておしゃべりをする」(89.0%)、「恋愛対象としてみていない」(87.2%)と続く。「恋愛感情を感じるときもある」(53.7%)、「恋愛対象としてみているかもしれない」(51.6%)といった、いわゆる"恋愛対象候補"に当てはまる女友達は5割程度だった。
「恋人に先に告白をしたのは自分」74.1%
草食男子と言われる年代とはいえ、恋人がいると回答した人の74.1%は「先に告白したのは自分」という結果が出た。デートの「日時を決める」、「場所を決める」、「食事を決める」などの割合も高く、主導権は男性が握っているようだ。しかしながら、「けんか時に先に謝る」、「デート時に先に来て待つ」、「プレゼントを贈る」という割合も同様に高く、女性上位の実態も垣間見えた。20代では4人に1人が「食事やお弁当を作るのは自分」(20.3%)と告白した。
また、男性全体に聞いた「恋人との付き合い方に対する考え」において、60.2%が「恋人には追いかけるより追いかけられたい」という、イマドキの男性の本音も注目すべき点だろう。