SilverStone Technologyは、今年も"煙突PCケース"を大プッシュ。スモークの出る装置を使ってハデにデモを行っていた。

やり過ぎると「火事か?」と思われそうなデモ

煙突PCケースの2代目

「Raven」シリーズは、同社のゲーマー向けブランド。そのフルタワーケース「RV01」については昨年のCOMPUTEXレポートで紹介しており、すでに発売もされているが、ブースでは新モデルの「RV02」が披露されていた。

エアフローは従来モデルと同じく、下から上への向きとなる。一般的なPCケースでは、フロントから吸気し、リアから排気となるが、暖かい空気は上へ向かう性質があるので、RV02のような"煙突構造"の方が効率が良いという。そのため、マザーボードの向きも普通とは異なり、バックパネル側が上になるようレイアウトされる。

マザーボードのレイアウトが変わっている

上にバックパネルが出る。通常はカバーを装着

ボトムには大口径18cmファン×3を装備

3.5インチベイの側面に2.5インチSSDも固定可能

初代モデルのRV01からは、電源ユニットの位置がボトムからリアに移動した、サイドパネルが左開きから右開きになった、などの変更点がある。ケース本体のサイズも少し低くなっており、価格は「2万円を切る」(担当者)と、RV01よりは安くなる模様だ。

落ち着いたデザインの煙突も

外見がちょっと……と抵抗がある人には、シンプルなデザインの「FT02」がオススメ。内部のコンセプトはRV02と全く同じまま、一体成形フレームを「FT01」から引き継いだ。ただし、FT01では上面・前面・底面の一体成形だったのに対し、FT02ではこれが前面・底面・背面に変わっている。価格は24,000円程度になる見込み。

こちらも煙突構造を採用した「FT02」

一体成形のアルミフレームが分かるだろうか