ASUSTeK Computerは、例年に勝るとも劣らない広大なブースと数多くの新製品を用意し、来場者の注目度はもちろんトップクラス。PCパーツから家電まで展示内容の幅広さも随一だ。やはりマザーボードが充実していたので、今回はこのあたりを中心にレポートをお届けしたい。

PCパーツとEee PCでおなじみの同社だが、こんな特色あるデスクトップPCも。日本上陸なんてことになれば面白いかも

SATA 6GbpsとUSB 3.0をオンボード

現行SATAの倍の帯域幅を持つSATA 6Gbpsをはじめて搭載するというマザーボードが「P6X58 Premium」。さらに、次世代USB規格であるUSB 3.0もサポートしているハイエンドマザーボードとなっている。チップセットはIntel X58 Express+ICH10Rで、LGA1366のIntel Core i7に対応。

「P6X58 Premium」を利用したSATA 6Gbpsの動作デモ

FDBENCHで転送速度のベンチマークを披露していた

展示ではSeagete製のSATA 6GbpsインタフェースHDDを接続してライブデモを実施しており、SATA 3Gbpsと比較しての転送速度の向上をアピールしていた。USB 3.0については動作デモはなかったが、ボード上にNECエレクトロニクスのUSB 3.0ホストコントローラチップ「μPD720200」が搭載されていることが確認できた。

青いコネクタがUSB 3.0ポート。コントローラチップはNECエレクトロニクス製を搭載