夏のボーナス時期を前に、「男のやんちゃ買い」推進委員会はこのほど、2009年夏の買い物動向 男女意識調査の結果を公表した。

「男のやんちゃ買い」推進委員会は、未曾有の不況で消費が冷え込む中、特に男性の消費行動を盛り上げようと、プロデューサーのおちまさと氏が立ち上げたプロジェクト。メジャーなブランドや商品でなくとも、モノとしてのクオリティの高さに惚れ込んだら、値段が少し高くても購入することを「やんちゃ買い」と定義し、楽天市場内の特設サイト内で、著名人が自身の「やんちゃ買い」経験について語るなど、様々な情報発信を行なっている。

同調査は5月8日~9日の2日間、インターネット調査を行い、男女800名から有効回答を得た。調査結果によると、「最近、欲しいモノを自由に買えていますか?」との質問に、11.6%が「全く買えていない」と回答。「あまり買えていない」「少しは買えている」を含め「これまでより買えてない」と答えたのは8割以上に上った。

過去1年間で最も高額なモノと金額(旅行・株などの金融商品・不動産は除く)について聞くと、「30万円未満」が82.9%を占めた。購入した最も高額なものは「パソコン、デジタルカメラなどのデジタル機器」が男女共に多かった。今一番欲しいモノは、男性が「自動車」(25.0%)、「パソコン、デジタルカメラなどのデジタル機器」(23.5%)、「テレビ、オーディオなどのAV機器」(20.8%)と続く。一方、女性は「スーツや普段着などの洋服」(19.3%)、「家具・家電などの調度品」(19.0%)、「靴・鞄などの小物類」(11.8%)の順だった。

やんちゃ買いについて尋ねると、男性の77.0%が「魅力的」と回答した(「魅力的だ」「とても魅力的だ」「どちらかというと魅力的だ」を含む)。「やんちゃ買いできる平均金額は30万8,175円。

一方、女性に夫がやんちゃ買いをしてきた時の対応について聞くと、61.5%が「『惚れ込んだ商品ならば仕方ない』と許してあげる」と答えた。ただ、「主人を問いただす」(30.8%)、「自分が欲しいモノを買わせる」(11.5%)と厳しい対処法も少なくなかったとのこと。また、やんちゃ買いの許容平均額は11万4,063円で、男性の約3分の1にとどまった。