台湾MSIは、多くのPC関連ベンダーが集まる南港展示館の中でも、最大クラスのブースを構えている。展示している製品も、マザーボードからPC本体まで、かなり幅広い。
P55マザーボードが3種類
Intelの未発表チップセット「P55」を搭載する製品は3モデルが展示。「P55-GD80」「P55-GD65」の2種類は上位モデルで、仕様にそれほど大きな違いはないが、PCI Express x16スロットの本数が前者は3本、後者は2本といった点が異なる。「P55-CD45」はベーシックモデルになり、PCI Express x16スロットは1本だ。
これら3モデル全てに、新機能として「OC GENIE」が搭載される。これはオーバークロック機能を1チップに実装したもので、ボタン1つで手軽にオーバークロックが楽しめるというものだ。CPU・メモリ等のクロックは自動で調整することが可能だ。
ところで、製品名に違和感があった人もいるかもしれないが、同社はネーミングルールを変更中とか。最初の"P55"はチップセット名でいいとして、次の"G"はゲーミングモデル、"D"はDrMOS搭載を表すという。その次の数字でランクを表現する。
一方AMDプラットフォームでは、未発表チップセットの「785G」を搭載する「785GM-E65」が展示されていた。また、そのほか「790GX-8D」は、「P45-8D Memory Lover」のAMD版と言える製品。同様にメモリスロットを8本(DDR2/3が各4スロット、排他利用)備えており、DDR2でもDDR3でもメモリを4本使いたい人には貴重な選択肢となる。オンボードグラフィックスに加えて、CrossFireXにも対応しており、パワフルに使いたい人にもオススメだ。