COMPUTEX TAIPEI 2009のCoolerMasterブースでは、PLC内蔵電源が参考出展され話題となっていた。
電灯線を用いてホームネットワークを構築するPLCアダプタは、部屋間の配線が不要と便利で、活用しているユーザーも多いだろう。「CoolerMaster Power LAN 700W」は、そんなPLCアダプタをATX電源の筐体内に収めている。ATX電源のコンセントの下にLANコネクタがあり、マザーボード側のLANコネクタに繋げばそのままPLCが構築可能だ。ATX電源部の容量は700W。
また、昨年のCOMPUTEXで登場し、現在発売中の電源ユニット「UCP 900W」(80PLUS Silver)の、80PLUS Gold版が展示されていた。80PLUS Goldは20%・100%出力で変換効率87%以上、50%出力で効率90%以上のものに与えられる認証だ。ただ、これは同社の技術デモ。製品化まではまだ少々時間がかかりそうとのこと。
電源ユニットでは、プラグインアダプタ式の「Silent Pro M」シリーズの新製品として、80PLUS Bronze取得の850W、1000Wモデルが追加され、既存の600W、700Wと合わせて4つの容量が出揃った。容量に対して奥行きの短いデザイン、13.5cmの大型ファン採用により動作音を抑えているのも特徴。
CoolerMasterブランドのACアダプタも。「SNA 95」はケーブルを巻き取るリールと交換式のジャック、USBチャージャーなどを搭載している。「Ultra Slim Adaptor 95W」はSNA 95と比べさらにコンパクトでスリムにした製品。