電気通信事業者協会(TCA)は5日、5月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。ソフトバンクの純増数連続1位は3年目に突入。イー・モバイルは一時期ほどの勢いはないものの、純増2位をキープした。

ソフトバンクは今月も純増10万5,000と単独で10万件台を保ってトップ。累計契約数は2,084万3,300となった。5月は夏商戦向け新商品19機種を発表し、10月にかけて順次発売する。イー・モバイルは大きな動きはなかったものの、純増数6万7,700を確保。ネットブックの人気が続き、国内各メーカーから相次いで発売されていることも追い風要因と考えられる。

NTTドコモの純増数は6万1,700で先月に続いて3位。夏モデルは全18機種を発表したが、「N-06A」など3機種がiモード接続時の動作不良により時販売中止となる騒ぎも。6月以降はグーグルフォン、エヴァケータイなど話題性のある機種の発売が控えている。KDDIは5万1,900で純増4位。夏モデルは発売中のiida G9を含めて9機種となっている。

携帯電話全体の累計では28万6,300契約増の1億812万7,900契約となった。なお、ドコモの2in1契約は1万2,300減で累計44万500契約、ソフトバンクのダブルナンバーは1,100増で累計1万7,700契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 61,700 54,751,700
KDDI(au) 51,900 30,952,200
ソフトバンクモバイル 105,000 20,843,300
イー・モバイル 67,700 1,580,700
携帯電話総計 286,300 108,127,900

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイル除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -200 3,100
KDDI(au) -8,200 10,300
ソフトバンクモバイル -14,400 -100
イー・モバイル 2,900 -

PHSでは、ウィルコムが1万600減と3ヵ月ぶりに純減で、累計は455万2,800契約。6月より高速データ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」において月額料金0円からの新料金プランを提供することを発表している。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 7,000 4,559,800
PHS総計 7,000 4,559,800