高速Webブラウザ「Google Chrome」のMac版とLinux版がついに公開 (画面はMac版)

Google Chrome開発チームは4日 (米国時間)、Webブラウザ「Google Chrome」のMac OS X版とLinux版をテスト公開した。バイナリパッケージは、公式ブログ「The Chromium Blog」経由で提供される。

今回公開されたテスト版のバージョンは、v3.0.182.5。開発最先端のコードをデベロッパ向けに公開する「Developer preview channel」をビルドしたもので、Mac版はMac OS X 10.5.6以降 (Intel) 、Linux版はUbuntu 8.04またはDebian 5以降 (i386/amd64) で動作する。

Mac OS X版Google Chromeは、先行公開されているWindows版と共通のレンダリングエンジン「WebKit」を採用。Mac版はQuartz、Linux版はGTK+と異なる描画APIを使用するが、アドレスバー上部にタブが配置されるといったユーザインターフェイスのデザインや、タブごとに独立したプロセスが割り当てられるなどの基本仕様は同じ。

ただし、現行バージョンではFlashが動作しないためYouTubeを視聴できず、サーチエンジンをGoogleから変更できない、プライバシー機能を利用できないなど、未実装の機能が残されている。Mac OS X版では日本語IMEを使用した文字入力に未対応、GearsがサポートされていないためWebアプリをオフライン化できないなど、Windows版との機能差は多い。

日本語ページもほぼ問題なく閲覧できる

利用頻度の高いサイトのサムネイル表示もOK