JTBはこのほど、旅のアンケート「たびQ」にて「今年の夏の日本の旅行先」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。同調査は4月27日~5月11日の期間にインターネット上で行われ、10代から80代の男女4,561名から回答を得た。
メインの質問となる「この夏に行きたい日本の旅行先」では、32%が「北海道」と回答し、2位の「沖縄」、3位の「東北」を引き離しての1位となった。旅行の際に訪れたい具体的な観光地としては、旭山動物園(北海道)や美ら海水族館(沖縄)など、家族で楽しめるスポットに人気が集まるとともに、函館、札幌、小樽、石垣島などの地域も多くの支持を得ている。
好みの旅行のタイプに関する問いでは、1位の「温泉でゆっくり過ごす」が35%、2位の「観光地を見て回る」が31%を獲得。3位と4位の「海洋リゾート地でゆっくり過ごす」と「高原・山岳・都市型リゾート地でゆっくり過ごす」は合計で31%となり、温泉派、観光派、リゾート派の3タイプが僅差で人気を分ける結果となった。
それぞれのタイプを選択した人にお勧めスポットを尋ねたところ、温泉派では黒川温泉(熊本)、伊香保温泉(群馬)、下呂温泉(岐阜)、由布院温泉(大分)。観光派では旭山動物園(北海道)、金沢、小樽、沖縄。海洋リゾート派は沖縄、石垣島、宮古島。高原・山岳・都市型リゾート派では軽井沢、上高地などが挙げられた。
最後に夏の旅行の時期を尋ねたところ、子供たちが夏休みである「8月」が26%でもっとも多く、「お盆」の8%と合わせると34%が8月の旅行を予定している。また、7%の人が9月の5連休に旅行をしたいと回答。「7月から9月かけて2回以上旅行に行く」という人も8%に上り、連休があることで旅行への意欲が増している傾向が見られた。