OCZ TechnologyはCOMPUTEXに出展していないのだが、TWTCに隣接するGrand Hyatt Taipeiにプライベートショールームを設けている。一般の来場者にジャマされずに、落ち着いて商談ができるということで、南港展示館が完成した今も、多くの企業が同ホテルを利用している。

ネットブックを自作?

"DIYネットブック"と紹介されていたのは「Neutrino ION」。"DIY"とは言っても、プラモデルのようにパーツを組み立てていく、というわけではもちろんない(筆者は勘違いしたが)。本体はほぼ完成した状態であり、ユーザーが自分でする必要があるのは、メモリとHDDを本体にセットすることだけ。DIYと言うのはちょっと大げさかも。

DIYネットブック「Neutrino ION」

本体裏側からメモリとHDDを格納する

ヘビーユーザーの中には、ノートPCを購入後、メモリを増強したり、HDDをSSDに換装したりする人も多い。どうせ交換するくらいなら、最初から自由に選択できる方がいい、というのがNeutrinoである。

新モデルのNeutrino IONは、名前の通り、IONプラットフォームを採用した製品となる。ディスプレイは10.1型で、解像度は1,024×600。本体側面にはHDMI出力も用意されている。メモリはDDR2のSO-DIMM、HDD/SSDは2.5インチ型の製品が利用できる。

新モデルはIONプラットフォームを採用

右側面にHDMI出力も用意されている

本体サイズは255×185×26~32mm、重量は1.3kg。3セルバッテリが付属するが、オプションで6セルバッテリも用意される。非常に魅力的な製品であるが、残念ながら、日本での発売は未定とのこと。