ファッションモデルの杏がこのほど、東京・両国の江戸東京博物館でWOWOWのドキュメンタリー番組『幻の写楽 発見!~失われたニッポンを探して~』の収録に臨んだ。

『幻の写楽 発見!~失われたニッポンを探して~』の収録を行った杏(撮影:福岡諒祠 撮影協力:江戸東京博物館)

7月5日にWOWOWで無料放送される『幻の写楽 発見!~失われたニッポンを探して~』(16:40~17:45)は、7月4日~9月6日に江戸東京博物館で行われる「日本・ギリシャ修好110周年記念特別展『写楽 幻の肉筆画』ギリシャに眠る日本美術~マノスコレクションより」の開催に合わせた特別番組。ギリシャの外交官グレゴリオス・マノスのコレクションを通して、当時のヨーロッパで何故日本がブームだった理由や今回里帰りを果たす"幻の写楽"などの名品から垣間見える江戸文化や江戸の人々の暮らしを紹介。大の日本史好きという杏が、番組のナビゲーターを務める。

2日間の撮影を無事終えた杏は「今日(喜多川)歌麿の浮世絵を見させて頂き、保存状態の良さに驚きました。今刷り上ったんじゃないのかと思うぐらい繊細で、全く汚れがありませんでしたよ」と驚きの表情を見せながら、「色んな方々に満遍なく楽しんで頂けるとても面白い番組になると思います」とアピールした。また、日本史に興味を持ったきっかけについて「幼稚園の卒園文集に、着物を着て絵を描く人になりたいという謎の言葉を残しています(笑)」と語り、江戸東京博物館には10回ほど来ていることも告白。「今回の番組の元でもある書物を、1年位前に読んで衝撃を受けました。私たちの知らない江戸がそこにあったということを今回の番組を通して映像とともにお届けできることが凄く嬉しいです」と話していた。

東洲斎写楽 「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」