クラレはこのほど、関東・関西の主婦500人を対象に行った「『家庭生活の変化』に関する調査結果」を発表した。
調査は、2009年4月に、関東(1都3県)および関西(2府4県)在住の20代以上の主婦500名を対象に実施。この半年間の余暇や消費行動の変化についてたずねた。
その結果、"巣ごもり消費"と呼ばれる食事や娯楽を家庭内で完結させる生活防衛型の消費行動について、全体の56%が「その傾向にある」と回答。また、この傾向は関東(54.8%)より関西(57.2%)のほうが高く、年代別では30代が61.1%でもっとも高かった。
一方、この傾向を家族が「楽しんでいる」と答えた割合が48.6%を占めたのに対し、「嫌々やっている」はわずか5.7%にとどまった。また、自分自身が「楽しんでいる」としたのは60.7%、「嫌々やっている」が8.9%でどちらも家族の感じ方を上回ったが、巣ごもり生活を否定的に感じている人よりも肯定的に感じている人の割合のほうがが家族も自分もどちらも多かった。さらに年代別では、30代が「楽しんでいる」人の割合が61%ともっとも高い一方で、「嫌々感じている」の割合も11.7%と他の世代に比べてどちらも多かった。