FXCMジャパン8日より、ドイツ銀行をプライムブローカーとした複数の銀行とのカバー取引方式を改め、Forex Capital Markets LLC(以下、米国FXCM)をメインカバー先とする方式に変更する。

世界170カ国に展開する顧客基盤から、月間取引高2,250億ドル(約22.5兆円)を有する世界最大規模のFX事業者(2009年2月現在)である米国FXCMは、世界有数の金融機関9社をカバー先としているが、近日中に12社となる見込みだ。また、FXCMジャパンと同様、顧客の全ての取引を直接電子的に銀行間(インターバンク)市場でカバーし、顧客からの注文に一切の操作を加えないDMA(Direct Market Access)方式を導入している。

今回、米国FXCMをメインカバー先にすることにより、「顧客の皆様には今まで以上にタイトなスプレッドを提供できる環境が整うとともに、注文約定能力の更なる向上が可能となります」(同社)。また、これまでと同様、きわめて透明性の高いDMA方式を継続し、顧客の利益、評価、満足を第一に事業を続けることが可能になるという。

なお、カバー取引先変更後においても、証拠金はこれまで通り、みずほ信託銀行において100%分別管理されるという。