東京証券取引所は1日、2009年5月の売買状況(速報値)を発表した。
現物市場(ToSTNet市場を含む)株式の売買代金は、1日平均で1兆6,771億円で、2カ月連続で1兆6,000億円台を記録した。理由について東京証券取引所では「株価の底割れ懸念が薄らいだことから、売買が活発になっている」とみている。
ETF(上場投信)は同397億円減の1,461億円(1日平均81億円)。15日には、「MAXIS トピックス上場投信」(1348)が上場し、上場銘柄数が60銘柄を突破したことから「投資家の皆様にとって投資対象が広がることにより、より利便性の高いに証券市場にしていきたい」(東京証券取引所)としている。また、REIT(不動産投信)は同61億円増の1,740億円(1日平均97億円)だった。
派生商品市場では、有価証券オプションの取引高は56,880単位で、5月の月次取引高としては過去最高(前年同月比748%)。1日平均取引高の3,160単位は、昨年度の1日平均取引高(832単位)の約4倍に上る。指数先物は778,492単位。うちTOPIX先物は769,226単位だった。