アビーは、シリーズ初のトリパーティション構造(3階層構造)を採用し、オールラウンドタイプPCケースのフラグシップモデルに位置付けられる「AS Enclosure 450ST」を発表した。すでに発売を開始している。価格はオープンだが、同社直販サイトでの価格は39,980円。
シャーシ内部を3階層に分割するトリパーティション構造を新採用。主なノイズの発生源および熱源となるCPU/GPU/電源を3つの階層に分割することにより、デバイスノイズを各階層で遮断し、直線的な3つのエアフローが各階層の熱源を効率良く冷却できる。シャーシ素材は厚さ1.2mmの国産高品位スティール合金で、剛性の高さも特徴だ。
フロントパネルは、異なる表面処理を施したアルミパネルの2重構造をシリーズで初めて採用。厚さ2.0mmのアルミ合金にヘアライン処理を施したメインパネルとショットブラスト処理を施した肉厚3.0mmのセンターパネルを重ね合わせることにより、高級感を演出している。
パネルに制振折り返し加工が施されているほか、HDDホルダの内壁にも高性能制振パッドを装備。さらに標準装備の3基のファンには、新技術ナノタッチベアリング内蔵のオリジナル高性能ファンを搭載し、静音性と冷却性の両立を実現したとしている。
主な仕様は、本体サイズがW219×D579×H499mmで、重量は約14.8kg。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色。マザーボードベースが広めに確保されており、搭載可能なマザーボードの規格は、ATX、マイクロATX、Mini-ITXのほか、Extended ATXにも対応する。
ベイ数は5.25インチベイ×4、3.5インチベイ×1(5.25インチベイ共用)、3.5インチシャドウベイ×8、2.5インチシャドウベイ×1(3.5インチシャドウベイ共用)。冷却ファンは、ミッド×2(120×120×25mm/約1,000rpm)、リア×1(120×120×25mm/約1,000rpm)。フロントI/Oは、USB 2.0ポート×2、eSATAポート×1、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子。