日立アプライアンスはこのほど、「ヘルシーシェフ」シリーズのフラッグシップモデル・過熱水蒸気オーブンレンジ「MRO-FV300」を発売。価格はオープンで、推定市場価格は15万円前後。

同シリーズの最大のウリは、「ヘルシーさ」。MRO-FV300は、最高約400℃という過熱水蒸気で食品の脂や塩分を効率的に落とすことで、ヘルシーなおいしさを実現。スペアリブや焼き豚などのカロリーが気になる7メニューでは、より脂を落とす「ヘルシーアップコース」も選択可能となっている。

過熱水蒸気のほか、レンジ、オーブン、グリル、スチームという5種の加熱方式に対応した「MRO-FV300」

新モデルでは、速熱性の高い「光速ヒーター」を上下2本用意することで、庫内温度の立ち上げをはやめたのが特徴。これにより、従来機種「MRO-FV200」と比較して、調理前の予熱時間を3分間短縮した(予熱設定温度200℃・室温20℃の場合)。また予熱時の消費電力も、224Whから153Whとなり、71Whの削減を実現している。さらに、上は肉料理をオーブン加熱で、下では野菜の煮込みをレンジ加熱で一度に調理する「肉と野菜の2段調理」、惣菜同士32通り、菓子同士16通りを同時に仕上げる「2品同時オーブン」機能も搭載することで、調理時間の削減が可能となっている。

3つの重量センサーで食品の重さや置かれた位置もはかり、火力や加熱時間を自動で調節する「トリプル重量センサー」もひき続き搭載。両面ともしっかり焼き上げる「はかって両面グリル」機能や、好みに合わせた仕上がり温度を5段階で登録できる「わがや流あたため」、冷蔵と冷凍を同時に適した温度に温める「同時あたため」にも対応する。

本体上面には、上にものが置ける「クリスタルテーブル」を新採用。真空断熱素材を用いたことで、ガラス表面温度を70℃以下に抑えている。ただし、耐熱70℃未満のものや、箱もの・紙・布ものなどは置けない。

操作面では、音量調節もできる音声ガイドも用意。現在の運転の状態や、本体が停止したときなどに、原因と対処方法を知らせる。このほか、総庫内容量は33Lとなっており、2段調理で1個約38gのロールパンを一度に24個まで焼ける。オートメニューは40コース、レシピ数は300となっている。

本体サイズは500(W)×443(H)×444(D)mmで、庫内有効サイズは400(W)×240(H)×322(D)mm。重さは約24.5kg。本体色はシャンパン。