フックアップはARTURIA社のハードウェアシンセサイザー「ORIGIN」を、6月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、予想実売価格は29万4,000円。

本製品は昨年欧州で限定発売され、日本での発売が待たれていたアイテム。ARTURIA社独自のTAE(True Analog Emulation)技術を採用し、銘機と呼ばれるビンテージシンセサイザーをエミュレートしているのが特長だ。「Minimoog」、「Moog Modular」、「Yamaha CS-80」、「Roland Jupiter-8」、「ARP 2600」、「Sequential Circuits Prophet」、「Prophet VS」などの音源をモジュール化。ARTURIA社オリジナルの最新モジュールも搭載している。本体ソフトウェアをアップグレードすれば、新たなシンセやモジュールが追加できるという。マルチモードをサポートしているので、最大4つのインストゥルメントが同時演奏可能。マルチモード時は各パートを個別のステレオ出力へアサインできる。USB2.0によるパソコン接続に対応し、パソコン経由でファームウェアアップデートが可能。将来的にはパソコンによるプリセットの保存/管理、新モジュールの追加、プログラム編集に対応予定だという。

外形は482(W)mm×290(D)mm×87(H)mm、重量は8.0kg。マルチパターンステップシーケンサー、リアルタイムエフェクトなどを搭載する