台湾ASUSTeK Computerは26日、来月開催されるCOMPUTEX TAIPEI 2009に先立ち、出展予定の同社最新マザーボードの一部を先行公開した。チップセットにAMD 8シリーズを搭載するものなど、今回が初公開となる製品の実機を確認できたほか、今後のロードマップも紹介されている。
なお、以下で紹介する製品はすべて日本国内向けの発売日/価格などは未定とされていた。
M4A785-M EVO
「M4A785-M EVO」は、RS785Gのコードネームで呼ばれる「AMD 8シリーズ」の新型チップセット「AMD 880G」を搭載するグラフィックス統合型のマザーボード。AMD 7シリーズのAMD 780Gの後継にあたるチップセットで、グラフィックスコアはDX10.1世代のRV620だ。製造プロセスは55nmとのこと。
フォームファクタはマイクロATX。SocketはAM2+で、DDR2-1200MHz(OC)までのメモリに対応し、メモリスロットは4本(最大16GB)。拡張スロットはPCI Express (2.0) x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2。オンボードの映像出力端子はDVI/D-Sub/HDMIの3系統。サウスブリッジはSB710。独自機能はTurbo Key、EPU、Express Gateなど搭載している。
AT3GC-I
ASUSTeKからもついに登場したMini-ITXのAtomマザーが「AT3GC-I」。構成はスタンダードで、CPUがデュアルコアのIntel Atom 330、チップセットがIntel 945GC+ICH7。対応メモリはDDR2-533MHzで、メモリスロットは1基(最大2GB)。拡張スロットはPCI×1。オンボードの映像出力端子はD-Sub。ほか、冷却ファンを装備しているが、動作音は25.3~27.5dBAとされる。