三菱電機は26日、HDDナビの新製品「NR-HZ001DP」「NR-HZ750CDDP-2」、車載用地上デジタルチューナー「TU-300D」、ETC車載器「EP-700」を発表した。発売は、HDDナビが7月1日、TU-300Dが6月1日、EP-700が6月19日を予定している。HDDナビとTU-300Dはオープンプライスで、市場価格は、NR-HZ001DPが25万円前後、NR-HZ750CDDP-2が23万円前後、TU-300Dが6万5,000円前後と予想される。EP-700の価格は、1万4,070円。

「D3A II」エンジンを搭載するワセグ/フルセグ対応地上デジタルチューナー「TU-300D」を標準装備する「NR-HZ001DP」。音声による操作も、より快適になった

同じく「TU-300D」を標準装備する「NR-HZ750CDDP-2」

HDDナビ、NR-HZ001DP/HZ750CDDP-2に標準装備される地デジチューナーは、今回発表されたTU-300D。受信回路「D3A II」エンジンの採用により、受信性能が向上しており、従来は4アンテナ+2チューナーだったダイバーシティシステムも、4アンテナ+4チューナーに変更されている。フロント4アンテナにも対応するほか、エリアが切り替わると、自動的に系列局や中継局をサーチし、継続して受信することも可能となった。

両モデルとも、HDDの容量は、40GBで、約3,000曲を録音可能(NR-HZ750CDDP-2は約2,000曲)。CDからの録音は最大4倍速となる。また、DVDの動画再生も可能。内蔵のアンプは45W×4。NR-HZ001DPには、車内に設置されたスピーカーで擬似的に5.1chサラウンド再生を行う「SRS CS Auto」も搭載されている。

NR-HZ001DPには、Bluetooth機能も内蔵されており、携帯電話のハンズフリー通話なども可能だ。さらに、オプションのUSB接続アダプター「SW-10USB」(1万3,440円)を利用することで、USB機器の接続も可能となる。

NR-HZ001DPは、音声認識による操作が可能。音声のほかに、タッチパネル、リモコン、オプションの「ドラコンII」(一種のミニリモコン)の4方法での操作が可能だ。同社によると、従来の音声認識操作が可能なモデルでは、途中までタッチパネルで操作を行いそこから音声で操作する、あるいは、音声で途中まで操作してそこからリモコンで操作するといったように、操作の方法を変えると、スムーズなオペレーションが行えないケースがあったとのことだ。そこで、どの操作方法でも同じオペレーション手順をたどる「マルチリレーオペレーション」を採用。ドライバーの好みや状況によって、いつでも操作の方法を変更できるようになった。

EP-700は、ETCカードの有効期限を音声で通知する機能を装備したETC車載器。また、メッセージの音声も聞き取りやすくなっている。

車載用地上デジタルチューナー「TU-300D」のみの単品での販売も行われる

カードの有効期限を通知する機能を備えたETC車載器「EP-700」