フィンランドNokiaは26日(現地時間)、モバイルアプリケーションストア「Ovi Store」をオープンした。Ovi Storeは50機種以上のNokia端末で利用でき、6月に投入予定の次期フラッグシップ端末「Nokia N97」も対応端末のひとつ。
Ovi Storeは、NseriesなどのNokia携帯電話で利用できるアプリケーションマーケット。さまざまなジャンルの有料・無料のアプリケーションを揃え、ユーザーは好みのアプリケーションをダウンロードして端末をカスタマイズできる。
表示言語は、英語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語に対応。支払いはクレジットカード決済のほか、英国など8カ国ではオペレータ経由の課金も可能だ。
携帯電話向けアプリケーションストアの分野では、AppleがiPhone向けに開設した「App Store」の成功を受け、米Googleや米Microsoftらも参入計画を明らかにしている。Nokiaは2月にスペイン・バルセロナで行われたイベントで、Ovi Storeの差別化として、エンターテインメントコンテンツを挙げていた。開発者と潜在ユーザー数を武器に、Appleに対抗する戦略だ。