国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) とSun Microsystemsが、オープンソースソフトウェアを軸に情報通信技術 (ICT) およびICTスキル向上を推進することで合意した。国際電気通信連合 (ITU) 主催によりスイス・ジュネーブで開かれた世界情報社会サミット「WSIS Forum 2009」で発表されたもの。

今回の合意により、研究プロジェクトとして「Centre of Excellence for Adoption of Open Technologies」が創設される。Sunはオフィススイート「OpenOffice.org」にくわえ、同製品などに採用されるオフィス文書の国際標準形式「Open Document Format (ODF)」用ツールや、オープンソースソフトウェアの専門技術と教材を提供する。UNESCOは新興国を主対象として同技術の普及に向け取り組むほか、OpenOffice.orgやODFの利用に関しサポートとトレーニングを行う機関の選定も担当する。