NTTドコモは25日、海外携帯電話事業者のMMS(マルチメディアメッセージングサービス)利用者とiモード契約者との間で、画像添付メールなどの送受信が可能な「国際MMS」について、7月1日10時(日本時間)からサービス内容を拡充すると発表した。

今回のサービス拡充は、MMSの送受信方式を、これまでのメールアドレス方式から、世界のより多くの国で採用されている電話番号方式へ変更することで実現するもの。

具体的には、これまで発生していたMMS受信時の国内パケット通信料を、FOMA/movaを対象として無料にする(海外での受信時は有料)。また、FOMAを対象に、従来不可能だった100KB超(300KB以下)のファイルの送信も可能とする(詳細は下記の通り※送信料は別途パケット通信料が必要)。

送信ファイルのデータ容量 送信料金 変更前(2009年6月30日まで) 変更後(2009年7月1日以降)
30KB未満 100円/通 送信可 送信可
30KB以上100KB以下 200円/通 送信可 送信可
100KB超300KB以下 300円/通 送信不可 送信可

さらに、NTTドコモの携帯電話とのMMSの送受信が可能な国・地域について、これまでの3つの国・地域(3事業者)から、2009年度中に7以上の国・地域(30以上の事業者)に拡大するとしている。