男子プロテニスプレーヤーの錦織圭選手が25日、アメリカから帰国して東京・原宿で帰国会見を行った。

帰国会見に出席した錦織圭選手

錦織選手は、3月のATPツアー、インディアンウェルズ・マスターズ後から右ひじの痛みを取り除くためのリハビリに専念。今月24日から開催している全仏オープンの出場に向けて回復の兆しを見せていたが、直前に右ひじ疲労骨折と診断され、急遽日本で静養することになった。「1月から右ひじに違和感があり、痛みを抱えながら試合をしていました。ドクターに炎症と言われ、8週間リハビリや肩の強化を行ってきましたが、全仏前にチェックしたところ疲労骨折と診断されました。自分の中では全仏とウインブルドンを目標にしていたので、悔しい気持ちと残念な気持ちで一杯です」と悔しさをにじませた。

今後のスケジュールについては「2~3カ月は掛かるということなので、USオープンを目標にリハビリなどを続けていきたいと思っています」と語り、「これだけ長い期間休むのは初めてなので、悔しい思いが一杯。でも、これだけ悔しい思いをすれば、次にテニスを出来る楽しみもありますし、回復した時に100%以上の力が出せるようにしたいですね」と明るい表情も見せた。さらに「8週間リハビリをしていましたから、疲労骨折がわかった時はあそこ(アメリカ)に居たくなかった(笑)。日本に帰ってくると落ち着くし、家族もいるので故郷でゆっくりします」と笑顔も見せていた。