イギリスのオーディション番組「Britains Got Talent 2009」で驚愕の美声を披露し、審査員の度肝を抜いたスーザン・ボイル(Susan Boyle)。その歌声はYouTubeで6,000万回以上も再生され、今や彼女の人気は世界規模と言っても過言ではない。そのスーザンが番組の決勝へ駒を進めたようだ。
「Britains Got Talent 2009」は「アメリカン・アイドル」同様、全英の視聴者投票で候補者の運命が決まるシステム。準決勝でスーザンはミュージカル「キャッツ」の「Memory」を歌い、再び絶賛を浴びた。
ピアース・モーガンは「今夜はとてもキレイに見えるね」と評したが、これがあながちお世辞とも言えない。初登場の時よりもファッションやメイクが洗練され、歌手としての風格も備わり始めている。辛口審査員のサイモン・コーウェルも「貴女は本当に特別な女性だ。歌を聴く前にバカにしたようなことを言ってしまって心からすまないと思っているよ。俺はバカだった」と皮肉なしで賞賛を送った。
決勝戦は5月30日。スーザンは10万ポンド(約1,500万円)の賞金を手にすることができるだろうか。