厚生労働省が発表した2008年度国民生活基礎調査の概況によると、2007年の1世帯当たり平均所得金額は556万2,000円で、前年より1.9%減少した。

所得の分布状況では、「300~400万円未満」が13.0%で最多。次いで「200~300万円未満」(12.8%)、「100~200万円未満」(12.6%)、「400~500万円未満」(11.1%)と続く。なお中央値は448万円で、所得金額が世帯全体の平均額(556万2,000円)より低い世帯の割合が60.9%を占める。

世帯主の年齢階級別に1世帯当たり平均所得金額をみると、「50~59歳」が730万3,000円で最も高く、2位以下は「40~49歳」(701万7,000円)、「30~39歳」(546万7,000円)、「60~69歳」(542万5,000円)、「70歳以上」(396万6,000円)、「29歳以下」(317万6,000円)の順。最も高い「50~59歳」と最も低い「29歳以下」の差は、412万7,000円。