日本では新型インフルエンザの感染者数が22日6時現在、289名となり(厚生労働省発表)、今後、厚生労働省は国内の発生地域を「増加地域」と「初期地域」の二段階に区分して対処していく方針だという。現在のところ東京や神奈川には患者の急増が見られないが、増加地域指定になると、医療や社会・経済の混乱を避けるため、軽症患者は自宅で療養し、外出自粛やイベントなどの中止・延期、学校や企業などでの休業などが考えられる。報道内容が刻一刻と変わっていくなか、私たちがいざ"巣ごもり"しないといけなくなった時も来るかもしれない。その際にどうすれば良いか考えてみよう。

食料品の備蓄はおやつも忘れずに!?

不要不急の外出を避けるべきとなると、まず第一に、最低2週間程度分を目安とした食料品の備蓄が必要となってくるという。そこで、農林水産省が発表した「家庭用食料品備蓄ガイド」よりポイントを挙げてみよう。

  1. 備蓄の柱は、お米。保存性が高く、エネルギーの供給源となり、調理のしやすさ、多彩さなど、どれをとっても優れているからだ。例えば、米は10kg程度の買い置きで、4人家族が2週間に必要とするエネルギーの3分の1を供給することができるという。
  2. 買い置きをしておきにくい野菜も、ビタミン・ミネラルの補充のためなどにも欠かせない。比較的日持ちのするじゃがいもや玉ねぎ、かぼちゃなどを普段から多めに買っておき、ゆで野菜や調理済みの料理を冷蔵・冷凍保管しておけば良い。
  3. 備蓄といえば缶詰やレトルト食品、冷凍食品などを思い浮かべるが、調理加工されている分便利とはいえ、費用がかさみがち。お米を中心に少し時間をかけて備蓄していくと家計への影響も小さく済み、普段少し多めに作った料理を冷凍保存しておくのも一案とのこと。
  4. おやつも立派な備蓄。生活に楽しみを与えると同時に、3回の食事ではとりきれない栄養を補う効果があるというのだ。飴、ビスケット、チョコレートといったおやつを適宜、備蓄すると良いという。

食料品の備蓄についてのリストや献立例など、詳しく知りたいなら専用ページで確認することができる。

あまりお金をない自宅での過ごし方とは?

あまりお金をかけずに時間を有効に過ごすために様々なサービスを上手に活用したい。自宅にいながら気軽にDVDレンタルをして娯楽を楽しむのは定番だといえるだろう。そんな中、学習ソフト制作のがくげいは、ヤフーが提供する「Yahoo!学習」のウェブトレーニングの協力を得て、新型インフルエンザによる休校措置実施地域の小・中学生に対して、学習支援講座を無料提供し始めた。大人もアフィリエイトや通信講座などで、身になることに励むのも良いかもしれない。