日本HPは20日、就職活動を行う学生たちを応援する「SHUKATSU It's ME プロジェクト」の発足を発表した。これは、若者が就職活動を通じて自分自身を見つめ直し、「個性」と「創造力」を再発見してもらおうというプロジェクトである。

SHUKATSU It's ME プロジェクト公式サイト

プロジェクトは、大学教授といった有識者と企業の代表により構成される「SHUKATSU It's ME.応援委員会」により、「Express your personality through SHUKATSU=It's ME. 就活を通じて自分自身を表現しよう」をキーメッセージとして運営される。この中で日本HPは、プロジェクト推進リーダーとしての役を果たすこととなる。

この活動により、昨今のマニュアル化された就職活動によって個性を封じられている学生たちに、夢につながるチャンスを与え、若い個性を開花する支援を行うとしている。

プロジェクトの主な特長は、

■プロジェクトに賛同している有名企業のトップが、「自分らしさ」を磨くための問題を出題する「SHUKATSU It's MEグランプリ」を開催。

■出題者の目にとまった回答者は、出題者と直接会談する機会を獲得する。また、Webサイトでほかの学生からの評価を受けることで、自分の個性を発見することが可能。

■各大学のサポートのもと、首都圏のキャンパスにフリーインターネットアクセススペースを設置。学生の「SHUKATSU It's ME グランプリ」への参加をサポートする。

となっている。

「SHUKATSU It's ME グランプリ」とは、このプロジェクトの核となるプログラムで、日本を代表する個性豊かな経営者、有識者、リーダーたちで構成されるエグゼクティブ・サポーターから出題される創造性や人間性を問う問題に、学生たちが優秀な回答を競うというもの。優秀な回答者には、創造性や人間性をさらに磨ため、出題者との面談の場が用意される。

出題と回答はWebサイトで行われ、そこで出た回答はほかの学生からの評価を受けることもできる。1、2週間ごとに1問ずつ出題される予定で、5月20日現在では、日本HP代表取締役社長である小出伸一氏からの出題が行われている。