石油情報センターが20日発表した石油製品の価格動向調査によると、5月18日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前回調査の11日に比べ、0.9円上がり118円だった。値上がりは7週連続。平均が120円を超えた県は先週の3県から9県に増えた。ハイオクは前週比0.9円高の128.8円、軽油は同0.2円高の100.6円だった。

前回調査より上がったのは42都道府県。前週と変わらなかったのが2県、下がったのは秋田、香川、沖縄の3県。上昇幅がもっとも大きかったのは青森(120.4円)で3.2円高、続いて福井(119.6円)が2.4円高だった。平均価格がもっとも高かったのは長崎で124.2円、次が鹿児島で123.0円だった。先週はこの2県に富山を加えた3県のみが120円を超えていたが、今週は青森、静岡、岐阜、和歌山、島根、佐賀も加わり120円台は9県となった。安かったのは茨城(114.9円)埼玉(115.2円)、大阪(115.5円)など。1月13日から始まったレギュラーガソリンの上昇傾向は18週(3月30日のみ前週比±0)も続いており、この間の上昇幅は12円となった。

石油情報センターは「元売りが小幅ながら毎週卸売り価格を引き上げており、原油価格も大きなトレンドでいれば上昇傾向にあるといえる。28日にはウィーンでOPECの臨時総会があるので注目したいが、ほかに(ガソリン価格を大きく動かす)要因は見当たらない」と話している。