JTB西日本は25日、地域交流型の2つの旅行商品「イキイキ地域を訪ねよう"堺"」、「イキイキ地域を訪ねよう"いろどり(徳島県上勝町)"」を発売する。

同商品は、自然や文化、特産物などの恵みを活かし「町おこし」に成功した地域固有の魅力にスポットを当てたもの。地域の魅力をより広く発信するとともに、活性化した町の魅力を体験してもらうことを目的としているというプロジェクト「イキイキ地域を訪ねようプロジェクト」から、商品化されたプランとなる。今回発表された2商品は、同プロジェクトの第1、2弾の商品。

「イキイキ地域を訪ねよう"堺"」は、堺市の伝統産業・歴史観光地などを巡り、地方の人との触れ合いを大切にする「堺ハイライトコース」、徳川家康や豊臣秀吉、千利休など歴史・文化に縁の地を巡る「堺の歴史探訪コース」の2つの日帰りコースからなる。いずれも町おこしに成功した「堺モデル」を見学できる内容となっており、希望により堺市役所の職員から町おこし「堺モデル」の解説もお願いできるとのこと。

「イキイキ地域を訪ねよう"いろどり(徳島県上勝町)"」(日帰りまたは宿泊)は、和食の演出に欠かせない"つま"ものの販売事業で、過疎化の進む町から活性化に成功した上勝町を訪れるプラン。事業の中心を担う「いろどり」が旅行会社とコラボレーションして企画した旅行商品だ。地元の農家を訪れるなど、事業の仕組みを学べるコースになっており、いろどりの副社長横石氏による講演(別料金)も設定可能だとしている。

「イキイキ地域を訪ねよう」のパンフレットイメージ画像

両プランとも10名以上の団体向け商品となり、ツアー内容や日程は要望に応じて個別に対応する。販売終了予定は2010年3月末まで。第3弾以降の商品化も予定されているとのこと。