東急ハンズ渋谷店は、ご当地もののサイダーやラムネを集めた「地サイダー・ラムネ祭り」を1階Cフロアで開催している。北海道から沖縄までの地域色豊かな地サイダー・ラムネが販売され、その数は57種類(5月20日現在)。東急ハンズでは、これまでも夏場に地サイダーやラムネを扱ってきたが、これだけの品揃えは初めてだという。
ご当地ものだけあって、静岡の「お茶らむね」、香川・小豆島のオリーブ果汁入り「オリーブサイダー」、佐賀からは"すだち"が隠し味の「103(テンザン)サイダー」など、特産品を使用したものが多い。また、地元の天然水を使うなど、水にも作り手のこだわりがあるという。
ラベルに凝っているものもある。鹿児島の「指宿温泉サイダー」のラベルは、かつて指宿が新婚旅行のカップルでにぎわった昭和30~40年代をイメージしたレトロなデザイン。薩摩富士の名で親しまれている開聞岳と、池田湖のイッシーを背景に、新婚らしき男女が見つめあっている。
見た目でインパクトが強いのは、黒に近いセピア色の「函館イカス ! ミラムネ」。イカスミとラムネをミックスしたもので、北海道名物・コアップガラナの小原が製造。気になる味は「飲んでからのお楽しみ」とのこと。
販売期間は特に定めず、短くとも6月末までは続けるが、常に同じものがあるわけではない。先日たこ焼き味のラムネを飲んだという担当者は「今後もその時々で新しいものを入れたり、商品を入れ替えたりするので、何度も足を運んでみてほしい」と話している。価格は商品によって異なり、主に150円台~300円台。