結婚するカップルが熟慮する一つに、婚姻届をいつ提出して入籍しようかというのがあるだろう。結婚式コミュニティサイト「ウエディングウォーカー」が発表した「結婚白書 2008-2009」によると、「挙式日前」が53%で最も多く、次いで「挙式当日」(15%)、「挙式日後」(32%)と続く。

最も多い「挙式日前」の入籍の理由は、回答者の多くが「会社などの手続き」を挙げ、「すでに妊娠していたので、早めに入籍して産婦人科にかかりたかったから」(36歳女性)というケースも。次に多い「挙式日後」は「ドタバタと忙しかったので、挙式後の落ち着いた状態で提出したかったから」(33歳男性)などのように、「忙しい」という理由が多く寄せられたという。

「挙式当日」を選んだカップルは、「入籍日と挙式日を一緒にすれば主人が忘れないと思って」(35歳女性)など、記念日として日付にこだわったという理由が大きい。いずれにしても入籍日には決まりがなく、カップルそれぞれの事情によって選択されているようだ。

また、入籍と同時にどちらかの姓が変わるが、「珍しい苗字になったため、印鑑をすぐ購入しないと何も手続きが進まなくて大変でした」(26歳女性)や「いまだに全部手続きが終わっていないものもあり、郵便物等を玄関先で確認されてしまいます」(31歳女性)など、変更後の慌ただしさは仕方がなさそうだ。