Mac OS X 10.5.7にアップグレードしたATIグラフィックスカード搭載Macで仮想環境ソフト「VMware Fusion」を使用すると、仮想マシンの3Dアクセラレーション機能で問題が生じる。米VMwareが5月13日 (現地時間)、Team Fusionブログを通じて報告した。
VMwareによると、Fusionの不具合の原因は米国時間の5月12日からアップデート提供が始まったMac OS X 10.5.7に含まれるATIドライバにある。症状は様々で、パフォーマンス低下から不正確なレンダリング、場合によってはフリーズを引き起こすという。そのため同社は「(ATIグラフィックスカード搭載Macで)VMware Fusionの3Dアクセラレーション機能を用いて仮想マシンでWindowsゲームや他のWindows 3Dアプリケーションを動作させる場合、Mac OS X 10.5.7にアップグレードしないことを勧める」としている。Apple、ATIともにこの問題を把握しており、ソフトウエアアップデートでの修正に向けた作業に取りかかっているそうだ。